君が思うより、君はキレイ。
「おかしい?」

「だって、そのままなんだもん。こんなに優しい人、今まで一度も会ったことない。」

「そう?」

「うん。優に会えて良かった。」



え? 今、何て言った?

耳の錯覚?

じゃないよな.......



「優のお誕生日はいつ?」

「.......3月。」

「じゃあ、ずっとそばにいてくれたら、とびっきりのバースデーケーキ作ってあげる。」

「.....え?」

「だから、早くちゃんと私のこと、守れるようになって。」

「.......柊子さん、それって?」
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