君が思うより、君はキレイ。
ヤバい。 すごい嬉しい。

なんてイイお客さんなんだ。

笑顔も超カワイイし、ここ担当して良かった。



もらった箱を大事に後部の宅配BOXにしまい、ニヤつきながらバイクにキーを差していると、ドアが開く音がした。

振り返ると.......

あれ? さっきのお姉さん?



「お兄さ〜ん。ちょっと待って。」

「.......?」

「これ、あげる。」

「へ?」



雪はまだ降り続けているのに、傘もささずに小走りで駆け寄ると、彼女は俺の手を取り、何かを握らせた。
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