はじまりの日
お父さんの言葉に補足をしつつ、お袋は同意した。
「とりあえず、自分の思うようにやってみろ」
最後の締めの言葉は親父が担った。
一家の長としての威厳が保てるよう、お袋がさりげなく、その役目を譲ったのだろう。
「もちろんフォローはするけど、基本、お前がさっちゃんの面倒を見るんだからな。本当に人の親としてやっていけるのかどうか、きちんと見極めて、そして無理だと思ったら傷が深くならないうちに言いなさい。それが皆の為でもある」
俺が挫折するのが前提の言い方なのがちょっと気にくわなかったけれど、その感情を押し隠し、俺は神妙に頷いた。
この場はひとまず、真摯に、人生の先輩達の言葉を受け入れる事にしよう。
後は態度で示すしかない。
これからの生活で、自分の本気を見せて行くしかない。
お互いに何の準備もできていなかったので、その日は一旦東京に帰り、後日改めて、俺はさっちゃんを迎えに横浜へと向かった。
「とりあえず、自分の思うようにやってみろ」
最後の締めの言葉は親父が担った。
一家の長としての威厳が保てるよう、お袋がさりげなく、その役目を譲ったのだろう。
「もちろんフォローはするけど、基本、お前がさっちゃんの面倒を見るんだからな。本当に人の親としてやっていけるのかどうか、きちんと見極めて、そして無理だと思ったら傷が深くならないうちに言いなさい。それが皆の為でもある」
俺が挫折するのが前提の言い方なのがちょっと気にくわなかったけれど、その感情を押し隠し、俺は神妙に頷いた。
この場はひとまず、真摯に、人生の先輩達の言葉を受け入れる事にしよう。
後は態度で示すしかない。
これからの生活で、自分の本気を見せて行くしかない。
お互いに何の準備もできていなかったので、その日は一旦東京に帰り、後日改めて、俺はさっちゃんを迎えに横浜へと向かった。