だんご虫ヒーロー。



「…あ、やっと来た」



振り返ってからの笑顔を見せるチャラ男。



あ、一応先輩だから敬語で話さないと。



「…何してるんですか?…チャラ男先輩」



私がそう先輩を呼べば、「またその呼び方?」と言って困ったように笑ってる。



その豪華な美容院グッズはどうやって持ってきたんですか?



って聞こうとしたけど、今考えると先輩の荷物は綾女よりも多かった。



もしかして夏祭りやるって知ってたの?



自分の髪をアレンジしてくれたことを思い出して、自分の髪を触る。



先輩、またあの時みたいに私を変えてくれるの?



自分では引き出せない勇気を、引き出してくれるの?


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