だんご虫ヒーロー。
「……す、もも?」
え?どうして……
イスに座って目の前の鏡を見れば、私の目からは涙が流れていた。
何で泣いてるんだろ、私。
先輩の笑顔を見て、一気に「傷」が溢れてきたのかな。
先輩の顔を見るだけで安心してしまうのは事実。
だって先輩はあったかくて、心地いいから。
「…どうしたの?李。今日の朝から様子がおかしかったけど……」
なんだ、先輩気付いてたんだ。
いつも私に何かあれば、それに気付くのは先輩で。
私の目から流れる涙を拭きながら、何も言わずに微笑んでる。
私が話し出すのを待ってるみたい。
その沈黙に釣られるように、私は雪菜ちゃんとあったことを話した。