不滅のLIAR!
切羽つまった空気の中でたまらずリンが声をあげた。


「な、なんだこれは!?うぜえ!」


ここで引いたらきっともっと怒られる!そして俺は体育座りに逆戻りだ!


そう思った俺は更に必死の形相で、落とされた手をまたリンの肩めがけて振り上げた。


「ちょっ!ちょっと待て!ちょっと待てって!」


リンが少しひるんだ!ここか!?


「今日はごめんなさい!許して下さい!お願い捨てないで!」


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