不滅のLIAR!
そう叫びながらガッチリと両肩を掴んでそのまま勢いよく頭を下げた。


リンはすでに俺の手を叩くのを止め体の力を抜いている。


「……なんだよ今の激闘は!これじゃ萎えるし疲れるだろ!」


呆れた口調のリンにすかさず聞く。


「許してもらえますでしょうか!?」


苦虫を噛み潰したような顔で渋々答えるリン。


「……もういいよ。怒りがぶっ飛ばされた」


リンが憮然としたままプイッと顔を背けたけど、お許しが出た事に変わりはない。


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