不滅のLIAR!
「いっっでえぇぇ!!何これスッゲーいてーっ!!」


鼻の穴を針か爪楊枝でブスッと刺されたような鋭い痛みが突き抜ける。


俺はあなどっていた!こんなに痛いものだなんて思ってもいなかったぞ!


「あははははっ!マジそんな痛いの?ちょっと大袈裟なんじゃねー?」


リンは俺の反応を完全に面白がってる。


たった一本抜いただけで涙と鼻水がドバッと出てきた。


ビリビリ痺れる鼻を右手でごしごしと擦る。


「かはっかはっ、マジいてぇ!ホントいてぇって!一本で許してよ!」


「へ?別にやめてもいいけど、肩には触らせないよ?」


たかが肩!されど肩!くっそー!


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