不滅のLIAR!
リンが片方の口角をクイッと引き上げ、人差し指をピッと突き出しチョイチョイと俺を呼ぶ。


こういう時のリンは容赦のない人間だ。情けなんてあったもんじゃない。


俺は開き直って思いっきり鼻の穴を膨らませた。


「もーっ、一気に抜いちゃって!優しくよ!?痛くしないで!」


「わかったから動かないで!うりゃっ、あ、二本ゲット!」


「がはっぐほっ!ハハッッハアーックショッ!ふがっクショッ!粘膜っ、粘膜が!」


物凄く地味な地獄絵図……。


それから地元食材の美味い夕飯を済ませ、二人で仲良く温泉を満喫したけど。


なぜか夜中にスネ毛を引っこ抜かれた……。


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