心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
なに?




それってそんな感心するとこか?






安田くんと加賀さんが同じサッカー部だからって、カナタに何か関係ある?





あたしは首を傾げてたけど、カナタはまだうんうんと頷いている。







「安田くん、今からまた部活もどるの?」






「あぁ、戻るよ。


終了時刻までまだ30分くらいあるし」








…………あっ!!





それなら!!








「安田くんっ!!


ちょっとお願いがあるんだけど!」








あたしは机の中をがさごそしている安田くんの所に駆け寄った。







「へ? なに?」






「加賀さんに、伝言してくれない?


あたし、急用ができちゃったから先に帰ってます、って」






「ああ、いいけど」








安田くんは気持ちよく承諾してくれた。





加賀さんには申し訳ないけど、夏休みを満喫するためだし、仕方ないよね。







「よろしくねっ!!」







あたしが手を合わせると、安田くんはちょっと首をひねりながら、忘れ物らしいプリントを持って教室を出て行った。








「ーーーさぁ。


帰って勉強しようか、みーちゃん。」








カナタは夕陽を背に、なぜかすごく満足げな顔で微笑んでいた。







「なによ、カナタのくせに、にやにやして気味わるいなぁ」





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