心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
「なんで?」






カナタは微かに頬を緩めながら言う。







「へ………?」






「なんで、みーちゃんは今、赤くなったの?」







ーーーーーえ?




なんで、って………。



.



「わかんない………なんでだろ………」








あたしはそう答えた。






カナタは笑う。







「じゃあ、質問を変えるね」






「うん………」








カナタはまた一粒ぶどうをとった。








「さっき、僕が言ったことだけど」






「うん」






「僕は、みーちゃんのために勉強してる。


みーちゃんが知りたいこと、分からないこと、ぜんぶ僕が教えてあげたいから。


みーちゃんが、他の人に訊くのが、嫌だから」






「うん………」






「なんでだと思う?」







そこまで言って、カナタはぶどうを食べた。








ーーーなんで?





なんでだろう。





カナタはなんで、あたしのために………






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