心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~







みーちゃんが無言でぶどうをたらふく食べて帰った後。





僕は流し台で皿を洗っていた。






そこに、お風呂から上がったお母さんがやって来た。







「あら、お皿洗ってくれてるの?

ありがとね。哉太」






「うん。

ぶどう、美味しかったよ。

ごちそうさま」






「どういたしまして。

哉太はほんとに理想の息子だわぁ。

あ、美遊ちゃんは?」






「さっき帰ったよ」





「そ」







お母さんは髪を拭きながらソファーに座った。







「………ねぇ、哉太」





「ん?」







お母さんがやけに意味深な調子で声をかけてくるので、僕は視線をリビングのほうに投げかける。







「美遊ちゃん、けっこう長く哉太の部屋にいたけど、何の話してたの?」






「えぇ? なに、急に。

別に、たいした話はしてないよ」







お母さんたら、なに言い出すんだろう。






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