心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
………まさかとは思うが。





お母さんは、僕の気持ちを知っているのだろうか。






僕が硬直していると、お母さんは時代感ただようウインクをしてみせた。







「いつまでも様子見してたって、だめよ。


恋は、行動を起こした者が勝つんだから。



美遊ちゃん、あんなにかわいいんだし。


ぼーっとしてたら、いつか誰かに奪われちゃうわよ」









………やっぱり、そうか。




どうやら、当のみーちゃんよりも先に、うちの母親が気づいてしまったようだ。






のんびりした母だと思っていたが、意外と勘が鋭いらしい。




うーん、侮るべからず。








「………ご忠告、痛み入ります」








僕はそれだけ言って、さっさと洗い物を終えて手を拭いた。







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