心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~
………カナタのばか。






まぁた、そんな殺し文句、言ってくれちやって。








そういえば、この前も言ってたね。





勉強するのは、あたしのためだ、って。








………あれさぁ。





実はね。




ほんと、めちゃめちゃ、嬉しかったよ。







こんなこと、言えないけどさ。







あたし、やっぱり、カナタのこと、大好きだ。





そう、実感する。








意地悪で、優しいカナタ。








あたしは、カナタがいなきゃ、生きていけない。





だって、カナタがいない毎日なんて、想像もしたくないくらい、つまらないもん。






ーーーそこで、ふと気づく。







「あっ」





「なに、みーちゃん。」





「ハーゲンダッツ、とけちゃった………」






あたしが、コンビニの袋を持ち上げ、暗黒の絶望に包まれながら言うと。







「今ごろ気づいたの?


とっくの昔に溶けたに決まってるじゃない。


アイスクリームの融点は、原材料による差はあるけど、だいたいマイナス18度だよ。


今の外気温は低く見積もっても15度はあるだろうから、溶けるに決まってるでしょ。



みーちゃんてば、どれだけ鈍いの」








……………やっぱ、カナタは、やな奴だーーーっ!!






あたしは腹立ち紛れに飛び蹴りを食らわしてやった。







あーあ。




あたしってば、なーんで、こんな奴のこと、好きなんだろ?







うーん。心底、不思議。










------------------THE END------------------





最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


続編あります。

【心底、不思議。〜不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん〜】

http://www.no-ichigo.jp/read/book/book_id/988550
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