やさしい手のひら・中編【完結】
「健太くん、昨日ここに来てたんだよ」
「えっ…健太が…」
健太が来てたの?私にはやっぱり記憶がなかった
私は恐る恐る由里に聞いた
「赤ちゃんのこと・・・」
「全部話した・・・健太くんね・・泣いてた」
その言葉を聞き、私は胸が苦しくなりただただ泣くことしか出来なかった
「産んでほしかった・・・って言ってた」
なんてバカなことをしてしまったんだろう。大好きな人の赤ちゃんを私は・・・私は・・殺してしまった
「亜美、健太くんさ、Blacksを辞めるって言ったの」
私は戸惑いながら由里を見た
「でもさー、それって亜美が一番悲しいことでしょ。亜美は歌を歌っている健太くんが好きでそんな健太くんの夢をずっと見守ってきたじゃない。だから健太くんに言ったんだ。それは亜美のためにはならないって・・・」
私は泣きながら由里の話を聞いていた
「亜美のために歌っていてほしいって言ったんだ」
健太・・・健太・・・
「そしたらちゃんと考え直してくれてさ。何度も亜美に謝ってた」
「健太は何も悪くないの。私が赤ちゃんのこと相談もしないで、自分で勝手に決めて、こんなことになってしまって・・・」
「健太くんも自分を責めてたよ。俺が悪いって。亜美達はほんと似た物同士だね」
クシャッと由里が笑いながら
「佐原樹里のこともね、佐原樹里が健太くんに好意を持ってて、勝手にマンションに来たんだって。接点が何もない人で健太くんも困ったみたい。それでなかなか帰ってくれなくて、帰るから外まで送って、ってせがまれて外に出たら写真を撮られたんだって」
「えっ・・・そんな・・」
「だから健太くんは亜美を裏切ってないんだよ。あんなに亜美を大事にしてる健太くんが亜美を裏切る訳ないじゃん」
「私、私・・」
「もう泣かないの。もう終わったんだよ。また一から2人でやり直せばいいの」
由里は私を慰めながら、ずっと両手を離さないでいてくれた
でも・・・私は赤ちゃんを失ってしまった。もう赤ちゃんは私の所に戻って来ない
私は本当に赤ちゃんを産みたかった。どんなことがあっても赤ちゃんを守っていこうと誓ったのに、自分の手で赤ちゃんを・・・
「えっ…健太が…」
健太が来てたの?私にはやっぱり記憶がなかった
私は恐る恐る由里に聞いた
「赤ちゃんのこと・・・」
「全部話した・・・健太くんね・・泣いてた」
その言葉を聞き、私は胸が苦しくなりただただ泣くことしか出来なかった
「産んでほしかった・・・って言ってた」
なんてバカなことをしてしまったんだろう。大好きな人の赤ちゃんを私は・・・私は・・殺してしまった
「亜美、健太くんさ、Blacksを辞めるって言ったの」
私は戸惑いながら由里を見た
「でもさー、それって亜美が一番悲しいことでしょ。亜美は歌を歌っている健太くんが好きでそんな健太くんの夢をずっと見守ってきたじゃない。だから健太くんに言ったんだ。それは亜美のためにはならないって・・・」
私は泣きながら由里の話を聞いていた
「亜美のために歌っていてほしいって言ったんだ」
健太・・・健太・・・
「そしたらちゃんと考え直してくれてさ。何度も亜美に謝ってた」
「健太は何も悪くないの。私が赤ちゃんのこと相談もしないで、自分で勝手に決めて、こんなことになってしまって・・・」
「健太くんも自分を責めてたよ。俺が悪いって。亜美達はほんと似た物同士だね」
クシャッと由里が笑いながら
「佐原樹里のこともね、佐原樹里が健太くんに好意を持ってて、勝手にマンションに来たんだって。接点が何もない人で健太くんも困ったみたい。それでなかなか帰ってくれなくて、帰るから外まで送って、ってせがまれて外に出たら写真を撮られたんだって」
「えっ・・・そんな・・」
「だから健太くんは亜美を裏切ってないんだよ。あんなに亜美を大事にしてる健太くんが亜美を裏切る訳ないじゃん」
「私、私・・」
「もう泣かないの。もう終わったんだよ。また一から2人でやり直せばいいの」
由里は私を慰めながら、ずっと両手を離さないでいてくれた
でも・・・私は赤ちゃんを失ってしまった。もう赤ちゃんは私の所に戻って来ない
私は本当に赤ちゃんを産みたかった。どんなことがあっても赤ちゃんを守っていこうと誓ったのに、自分の手で赤ちゃんを・・・