やさしい手のひら・中編【完結】
何日ぶりだろ・・・5日ぶりかな・・・

自分のマンションに帰って来た

テレビが付きっぱなしだったことがあの日の状況を語っていた

「お前、テレビずっと付いたままだったのか?」

「みたいだね・・」

「あーあ、電気代持ったいない」

由里がテレビのスイッチを消しながら言った

「お茶入れるね」

私が言うと

「亜美は座ってて」

と、両肩を押さえられソファに座らされてしまった

「あんまり無理するな」

「でも・・」

「亜美、出血ひどくなるって言われなかったっけ?」

そうだった。病室で先生に無理をしないことって言われて、あまり動くとまた出血がひどくなると言われていた

「俺らが出来ることはするから」

「ごめ…ん」

心配ばかりかけて、助けてもらってばかりいて、自分が情けなくなってきた

「俺らが好きでやってることなんだから、亜美は気にすることないんだからな」

嬉しかったんだ。こんな私のために助けてくれる人がいてくれて…

私は嬉し泣きをしながら

「本当にありがとう」

「もぉ亜美、何回謝るの」

由里は笑ってたけど目に涙を貯めていたんだ

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