やさしい手のひら・中編【完結】
♪♪♪~

由里の携帯が鳴り

「ちょっと電話出てくる」

由里は部屋から出て行ってしまった

祐介くんかな…そう思っていた

「亜美、ご飯食べて薬飲まないとな」

「あ、忘れてた!」

「俺なんか買ってくるけど、何食べたい?」

「うーん、ケーキ!」

「ケーキ?」

「うん!クリスマスにケーキ食べてないから!」

「そうだな、食べれなかったよな」

凌はそう言ってジャンパーを着て玄関に向かった

電話が終わって戻って来た由里に

「コンビニ行ってくるわ」

そう言って出て行った

「祐介くんから?」

「う、うん」

なぜか由里はいい返事をしてくれなかったんだ

聞いちゃいけなかったのかな…

それから由里は普通にしゃべっていたので私も気にしないでいた

「凌遅いね…」

「うん…」

もう出て行ってから1時間近く立っていた

ガチャッ

ドアが開く音が聞こえ玄関へ行くと、鼻を真っ赤にした凌が

「ほら」

大きな箱を渡され

「うん?何これ?」

「寒っ」

凌は何も言わずにリビングに行ってしまった
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