Colors of Heart ~7色のハート~


ダークグレーのタキシードに着替えた白鷹は、腹のボタンが弾き飛びそうだった。


のんびりとした口調でそう答える白鷹に、「それで?全然変わってねぇ!」と思わず噴き出してしまった。


「これ、朱羽子さんのブーケ」


「ありがとう」


早々に箱を手渡すと、白鷹は中を確認して、お礼を言った。


「父さんが来るまで、お茶でも飲んでく?Romiはまだヘアメイクの途中だけど」


着飾ったRomiの姿を見るのは、パーティー会場での楽しみにしようと思ってたんだけど、まぁ、仕方ない。


「じゃあ、そうする」と頷き、部屋の中へと足を踏み入れる。


ロフト付きの部屋からは、シドニーハーバーが一望出来き、壁は白、家具は焦げ茶と紺で統一され高級感があった。


とにかく広い、そして天井が高い。


天井にはいくつか採光窓が設けられ、太陽の光が部屋全体を照らしていた。


「すごい部屋だな」


「一生に一度の結婚式だからね」



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