Colors of Heart ~7色のハート~


白鷹は満足そうに笑みを浮かべた。


それはさぞかしロマンティックな夜を過ごしたんでしょうね?訊いた所で、まんざらでもない顔をしそうで、腹が立つので、「ふぅん」と適当に頷き、聞き流した。


ベッドのあるロフトで、Romiはメイク中らしい。


下のフロアにはブライズメイドたちが集まっていた。


彼女たちも新郎新婦と一緒にクルーザーに乗り込むのだ。


日本の挙式と海外の挙式が違う点と言えば、まずはブライズメイドがいることだろう。


ブライズメイトは新婦の仲のいい友達や姉妹が役割を担う。


通常2~5人位の人数が選ばれるらしいのだけれど、Romiの場合は3人のブライズメイトがいた。


花嫁と同じような(でも違う)ドレスを身に包み、ブーケを持つ。


花嫁の身の回りの世話をするのが主な役目だ。


ブライズメイドはヨーロッパ中世の起源で、幸せな新郎新婦を妬む悪魔から花嫁を守るために、未婚の姉妹や友達が似たような恰好をし、悪魔の目を惑わせたという伝説から来ているらしい。


同じように新郎側にもグルームマンと呼ばれる介添え人がいるのだけれど、白鷹のグルームマンたちは手持無沙汰で、ホテル内の探検に出掛けてしまったようだ。


部屋にはいなかった。


「ウン、Thank you.____アリガト」


Romiがロフトから携帯片手に降りて来た。


< 125 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop