片想い協力者は無愛想ヤンキー!?
え…。

私は開いた口が塞がらない。


飛び越えた安達君は私をチラリと見るとそのまま前を向いて歩いていった。


え、おいてくの!?


『ちょっ…安達君!ストップー!!』


私が声を掛けると安達君はめんどくさそうに振り向いた。

『…なに?』

『も、門!!あけてくれないかな??』

若干ひきつった笑顔で言うと、安達君は…
『ムリ。めんどい。』

そう言って再び歩きだす。

『お願い!!開けてくれたら、なんでもするから!!』


すると、安達君はピタリと止まった。
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