片想い協力者は無愛想ヤンキー!?
…あ。
窓から外を見ると安達君発見。
門に寄りかかってケータイをいじっている。
『…かっこいいなぁー…』
ほどよく気崩された制服
腕まくりされた袖
片手をポケットに突っ込んでいる
たったそれだけでも安達君はすごくかっこよかった。
当然、女子は放っておくわけなく…
チラチラと回りの女の子達が安達君をみてさヒソヒソと話す。
今思うと私…なんかすごいコトになってるよね…
前までの私は奏先輩だけが好きで同じクラスの安達君と全然喋らなかったし…むしろ安達君のようなヤンキー系は苦手だった。
だけど、あの日…私が寝坊して(あの)安達君に会って初めて話して…恋をして…。
ほんとに偶然なのかな?ってちょっと疑っちゃうよ…
ボーッと安達君を見ているとケータイが鳴った。