片想い協力者は無愛想ヤンキー!?
『いみわかんねぇーし。』
〔簡単なことですよ、彼女を守りたいのなら、私と付き合う。私と付き合わないのなら彼女が傷つくだけです。今すぐ…どちらかを選び、どちらかを切り捨てて下さい。〕
私は思わず立ち上がって安達君からケータイを奪った。
安達君が『おいっ!!』と言っていたけど無視して電話にでる。
『清水さん!!どーゆーことですか!?なんで…』
〔あら?その声は美亜里さんですわね?安達様ですと時間が掛かりそうなので。自分を守るために安達様と別れるか、自分を危険にさらしてまで安達様と付き合うか選んでください。〕
『だから…なんでですか!?どうして選ばなきゃならないんですか!?』
清水さんは何がしたいの?
そのとき、電話越しに清水さんがフッと笑うのが聞こえた。
〔決まってるでしょ?あなたが私から安達様を奪ったから奪い返そうと思って。〕