Taste of Love【完】
「急に、ごめん」
翔太は口元に拳をあてて、風香から顔を背けている。気のせいか耳が赤い。
それが寒さのせいなのか、先ほどのキスのせいなのか風香にはわかるはずもなかった。
だた、翔太の耳と同じように風香の耳も赤くなっているのが鏡を見なくても分かった。。
「……あ、うん」
そう返事を返すのがやっとだった。
「あれー? 三栖室長も一緒だったんですか?」
ふたりの沈黙を破ったのは、佐々木だったスーッと滑り降りてくると風香と翔太の前で止まった。
「あれ? なんかあったんですか?」
こういう時はそっとしておくのが大人だが、佐々木はお構いなしにふたりの間の気まずい奮起について尋ねてき
た。
「別になんでもないよっ! それよりもよくも置き去りにしてくれたわねー!」
「置き去りじゃないですよ。スパルタ指導です。それにこうやって迎えにきたじゃないですか?」
慌てて否定する佐々木に対して怒ったふりをする。
風香の本音としては、今ここに佐々木が来てくれたことに感謝していた。
「じゃあ、俺先に行ってるから」
風香と佐々木のやり取りを見ていた、翔太が先に滑り始めた。
その滑り降りていく背中をみて、風香はほっと安心したのだった。
翔太は口元に拳をあてて、風香から顔を背けている。気のせいか耳が赤い。
それが寒さのせいなのか、先ほどのキスのせいなのか風香にはわかるはずもなかった。
だた、翔太の耳と同じように風香の耳も赤くなっているのが鏡を見なくても分かった。。
「……あ、うん」
そう返事を返すのがやっとだった。
「あれー? 三栖室長も一緒だったんですか?」
ふたりの沈黙を破ったのは、佐々木だったスーッと滑り降りてくると風香と翔太の前で止まった。
「あれ? なんかあったんですか?」
こういう時はそっとしておくのが大人だが、佐々木はお構いなしにふたりの間の気まずい奮起について尋ねてき
た。
「別になんでもないよっ! それよりもよくも置き去りにしてくれたわねー!」
「置き去りじゃないですよ。スパルタ指導です。それにこうやって迎えにきたじゃないですか?」
慌てて否定する佐々木に対して怒ったふりをする。
風香の本音としては、今ここに佐々木が来てくれたことに感謝していた。
「じゃあ、俺先に行ってるから」
風香と佐々木のやり取りを見ていた、翔太が先に滑り始めた。
その滑り降りていく背中をみて、風香はほっと安心したのだった。