Taste of Love【完】
目の前にあるのあ間違いなく風香の天敵“チョコレート”だ。
あのバレンタインの日からできるだけ避けてきたもの。
「でも私、チョコはダメなの知ってますよね?」
「知ってる。だからコレ作ったんだ」
たしかにオレンジピールの半分にチョコがかかっている。丸ごとチョコそのものを食べるよりもハードルは下がる。
大悟の視線はいつものからかうようなものではない。真剣に風香を見つめている。
(私のために作ってくれたって言われたら、食べないわけにはいかないじゃない)
風香は意を決して、大悟の作ったオランジェットを一口食べた。
とたんに、ビターチョコのほろ苦さと、その後に追ってくるオレンジのさわやかな甘みが口の中に広がった。
そして、風香が何よりも驚いたのは、いつも襲ってくる胃のむかつきが一切なかったことだ。
「おいしい……。これおいしいです!」
(今まで、チョコは絶対ダメだったのに……)
「そっか、やっぱりな」
納得したような大悟のセリフに、風香が理由を聞いた。
「やっぱりって、どういうことですか?」
「この間の試食の時から思ってたんだ。改善されてきてるんじゃないかって」
そう言えば思い当たる節がある。
このバレンタインの企画にたずさわって、仕方なくチョコレートの味も見ている。
だが、以前のように我慢できないほど気分が悪くなることなどなかった。
あのバレンタインの日からできるだけ避けてきたもの。
「でも私、チョコはダメなの知ってますよね?」
「知ってる。だからコレ作ったんだ」
たしかにオレンジピールの半分にチョコがかかっている。丸ごとチョコそのものを食べるよりもハードルは下がる。
大悟の視線はいつものからかうようなものではない。真剣に風香を見つめている。
(私のために作ってくれたって言われたら、食べないわけにはいかないじゃない)
風香は意を決して、大悟の作ったオランジェットを一口食べた。
とたんに、ビターチョコのほろ苦さと、その後に追ってくるオレンジのさわやかな甘みが口の中に広がった。
そして、風香が何よりも驚いたのは、いつも襲ってくる胃のむかつきが一切なかったことだ。
「おいしい……。これおいしいです!」
(今まで、チョコは絶対ダメだったのに……)
「そっか、やっぱりな」
納得したような大悟のセリフに、風香が理由を聞いた。
「やっぱりって、どういうことですか?」
「この間の試食の時から思ってたんだ。改善されてきてるんじゃないかって」
そう言えば思い当たる節がある。
このバレンタインの企画にたずさわって、仕方なくチョコレートの味も見ている。
だが、以前のように我慢できないほど気分が悪くなることなどなかった。