愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
一時間ほど経った頃、疲れた顔をした大塚さんが私の隣にやって来て大きくため息を付く。
「参ったよ…女の子って凄いな。もう勘弁して欲しいよ…」
「あら?…私も一応、女の子ですよ」
冗談ぽくそう言った私に、大塚さんは少し口角を上げ優しく微笑みながら言ったんだ。
「北沢さんは他の娘達とは違うよ…君と話してるとホッとする」
「…えっ?」
ヤダ…なんか変な雰囲気…
その言葉と笑顔に焦ってしまい無理矢理話題を変える。
「あ…えっと、大塚さんホントは彼女とか居るんじゃないんですか?こんなにモテモテのとこ彼女に見られたら大変だ…」
私の言葉に大塚さんの表情が曇り、まるで子供みたいに唇を尖らせた。
「茶化さないでくれよ。俺は北沢さんと飲みたかったのにさ…」
「…………。」
「ねぇ…北沢さん。つまんないから帰りたい。なんて思ってない?」
周りに聞こえない様に小声で聞いてくる。
うわっ…気付かれてるし…
「そんな事…ないです…」
「無理しなくていいって!実は、俺もだから…」
「…えっ?」
無邪気な笑顔で舌をペロッと出し、さっきよりもっと小さな声で囁く。
「今から携帯掛かってきたフリして店の外に出てくれないかな…話しがあるんだ…」
「で、でも…」
焦りまくる私。他の人にバレたら…特に女の子達にバレたら…想像するだけで恐ろしい…
なのに…
「ほら!早く!」