愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

新川さんは、独身なんだろうか?もしかしたら、結婚してるのかも…実家って言ったのは、奥さんが居る家の事だったんじゃ…


例え結婚はしていなくても、あれだけの人だもの彼女が居て当然だ。彼の周りには、素敵な女性が沢山居るはずだもん…


チリチリと胸が痛み私の不安はどんどん大きくなっていく。堪らず寝室に駆け込むと、ベットに勢いよくダイブする。


ここだけが、新川さんを感じられる…彼の香り…彼に抱かれてる…みたい


新川さん…私は、あなたが…好き。大好きなの…



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誰かに背中を触られている感覚がして目が覚めた。


「んっ…?」

「起こしちゃった?ごめんごめん…」


新川さん…お酒の匂いがする。


「今日は消毒してあげられなくて悪かったね…どうしても抜けられない会合があって…」


「そんな…私の事なんて、気にしないで下さい」

「約束は守らないとな…この埋め合わせは必ずするから…。それと、明日は早く会社に出ないといけなくてね。今日は、ここに泊まるよ」


ここに…泊まる?


私は慌てて起き上がり「じゃあ、私はソファーで寝ます」そう言って立ち上がろうとした。けど、新川さんが私の肩を押え首を振る。


「君はここで寝なさい。俺がソファーで寝る」


クローゼットからタオルケットを取り出し部屋を出て行こうとしてる新川さんに私は意を決して声を掛けた。


「あの…新川さん」


私は、賭けをしようとしていたんだ…。

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