愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
全身の血が逆流する様な衝撃…体がガクガクと震え出し、どうやって呼吸すればいいのかも分からない。
「元気だった…?和弥…」
そう言うのが精一杯。なのに…
「…あぁ」
和弥は顔色一つ変えず、ただ黙々とガラス片を手のひらに運んでいる。
…どうして?どうして、そんな冷静でいられるの?私の心臓は、今にも壊れそうなのに…
「真央、もういいから立って」
後ろから龍司の声がして腕を引っ張られる。すると和弥もスクッと立ち上がり、龍司からさり気なく掃除機を受け取ると慣れた手つきで床に残っていた破片を吸い取り始めた。
「真央…こっちへ…話しがある…」
「あ…でも…」
「ここは桜井に任せて…とにかく来てくれ」
龍司に手を引かれ歩き出すが、和弥が気になり何度も後ろを振り返る私。
イヤ…和弥… 和弥…やっと会えたのに、和弥…
動揺している私をリビングのソファーに座らせた龍司が深いため息を付き腕を組む。
「驚かせて、悪かった…」
「…………!!」
まさか…龍司、知ってるの?私と和弥の事…知ってて私と和弥を引き合わせたの?
無言のまま龍司を見上げると、眉間にシワを寄せた龍司がポツリと言った。