愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
次の日の夜、出張から帰り夕食を済ませた龍司にさり気なく和弥の話しをしてみた。
「ねぇ、桜井君の事なんだけど、あんまり連れまわさない方がいいんじゃない?」
「えっ?」
不思議そうな顔をして、龍司がお茶を飲む手を止める。
「最近はあまり来なくなったけど、桜井君は龍司が誘えば、来たくなくてもここに来なきゃいけないだろうし…ホントはプライベートでデートとかしたいはずだよ」
「桜井がそう言ったのか?」
私は首を振り「私が、そう思っただけ」と答える。
「そうか…桜井は何にも言わないから、つい誘ってきたけど、そうかもな。これからは、あまり誘わない様にするか…」
龍司の言葉にホッとする。
会わなければ、関わらなければ大丈夫。きっと、忘れられる…
「あ…それと、本社で社長に会ったんだが、その時、真央の事を話したんだ。社長喜んでたよ。今度こっちに来た時に真央に会いたいって言ってた」
「社長って…龍司の伯父さんの?」
「あぁ、前から早く結婚しろって、うるさかったんだよ。それに俺の親にも会ってもらいたいし…真央のご両親にも挨拶しに行かないとな。大事な娘さんと頂くんだ。なるべく早く…」
龍司…
「…そんな…慌てなくても…」
嬉しいはずなのに…なぜか動揺してる私。
「今すぐ結婚って訳じゃないよ。でも、来年あたり考えてる」
「来年…?」
「今から用意しておけば、来年の今頃には真央のウエディングドレス姿が見られる。楽しみだな」
来年…結婚…