愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

「でも、気になるから…」

「…この前は桜井の前でキスしてきたじゃないか…」

「それと、これとは…」


私の抵抗する手を払い除け、龍司がパジャマを捲り上げた。


「真央…俺の…真央」


龍司の貪る様なキスを受けながら、どこか冷めた私がいる。いつもなら溶けてしまいそうな彼の愛撫も、今日はなぜか何も感じない…


こんなの初めてだ…


肌を合わせ強く抱き合っているのに、私の心はここにはなかった。眼に浮かぶのは、和弥の寝顔…この壁を挟んだ向こうに和弥が居ると思うと、心が乱れ素直に龍司に身を委ねる事が出来ない。


それでも感じているフリをして、小さな喘ぎ声を上げる私に愛を注ぎ込んでくる龍司。一つになっても激しく突き上げられても、最後まで私が満たされる事はなかった…


いつもなら終わった後、腕枕をしてくれる龍司だけど、よほど疲れていたんだろう。今日は満足気にすぐに眠りについた。


そんな龍司の横で、私は…眠れない…


眠る事が、出来ない…


幾度となくため息を付き、無理矢理眼を閉じてみたけど、やっぱり眠れない。それどころか、和弥とまだ見ぬ彼女が愛し合ってる場面が浮かんできて、堪らずベットから起き上がった。


「はぁーーっ…」


私、何考えてるんだろう…


どうかしてるよ…

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