愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
―――次の日の朝…
朝食を済ませた龍司が慌ただしく玄関に向かう。
「真央、今夜から俺は実家だ。暫く会えないけど、4~5日したら、また来るから…寂しい思いさせて、すまない…」
龍司の優しい微笑みに素直に笑い返すことが出来ず罪悪感で一杯になる。
私はヒドイ女だ…最低、最悪の女だ…
「うぅん。平気だよ…気をつけてね。いってらっしゃい」
「あぁ、桜井は熱も下がったみたいだし、真央が仕事に出る時に起こしてやってくれ」
「うん。分かった…」
すると突然、腕を引っ張っぱられ抱き締められた。
「…愛してるよ。真央」
ごめんね…龍司…ごめんね…私は、あなたを裏切ってる…
偽りの笑顔で龍司を見送りリビングに戻ると、まだソファーで眠ってる和弥の横に腰を下ろす。
昨夜は眠れなかったのかな…
「和弥…2人っきりになっちゃったよ…」
毛布から出た和弥の指先に触れ自分の指を絡めると…
「ん…んっ?」
薄目を開けた和弥が私を見て飛び起きた。そして慌てた声で「部長は?」と聞き、辺りを見渡す。
「もう、会社に行った…」
「…そうか…」
ホッとした顔で大きく息を吐く。
あなたはいつも龍司の事ばかりなんだね…何かと言うと、龍司の名前を口にする。和弥の頭の中には、龍司しか居ないみたい…