愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
「和弥…今、なんて…言ったの?」
「俺の…今の彼女だ」
「うそ…」
今の…彼女?
言葉もなく呆然と和弥を見つめていると、後ろの硝子戸が開き女性の声がした。
「嘘じゃないよ…真央。私、和弥君と付き合ってるの」
あっ…!!
その"真央"と呼び捨てにする声に聞き覚えがあった…
まさか…そんな…
恐る恐る後ろを振り向いた私は愕然とする。
「真央、久しぶりだね…」
「沙紀…」
中学から高校まで、いつも私を支えてくれた親友の沙紀。でも高校を卒業する前に俊の事で色々気まずくなって疎遠になってた…
ショックで混乱している私の前に腰を下ろした沙紀が和弥の手を握り、勝ち誇った様に微笑む。
3年半ぶりに会った沙紀は、高校の時より少し痩せた感じで長い髪が似合うとても綺麗な女性になっていた。
「私と和弥君はね、私が九州の大学に入学してすぐ再会したの。和弥君の家族とも仲良くさせてもらってるし、特に妹の美子ちゃんは私の事、お姉ちゃんなんて呼ぶのよ。なんか、ホントの妹みたいで凄く可愛いの」
「そんなはずは…」
私は助けを求める様に和弥に視線を向けた。
けど、それが沙紀には気に入らなかった様で、声を荒げ怒鳴り出したんだ。