同期が急に変わったら…。〜将生side〜
小泉の話を聞きながら、
ラーメンも食べ終わり、
会計を済ませた。
『帰るか。』
『課長、ごちそうさまでした。』
『いや。ラーメンくらいで悪いな。』
『いえ。じゃあ、失礼します。』
『ああ。
結婚式、決まったら発表しろよ。』
『はい。皆をビックリさせます。』
小泉は、ガッツポーズを作って見せる。
『ハハっ。楽しみだ。じゃあな。』
今日の小泉の話は、
どれも驚きだった。
春菜の事もそうだが、
それより、いずみのモテぶりだ。
あいつ、口堅いな。
どんだけ告られたんだよ?
まさか、だった。
まあ、考えてみれば、
まあまあ綺麗だし、性格も悪くない。
モテないわけないか。
俺だって、あいつといたら楽しい。
他のヤツだって、楽しいんだろう。
はー、またムカついてきた。
俺、ガッツリ妬いてるし。
帰って仕事するか。
邪念を振り切ってやる。
あー、情けねー。
これは、いずみには言えないな。
マンションに帰り、
さすがに今日は
いずみに電話しなかった。
声を聞いたら、
いずみに会いたい気持ちが
抑えられない気がした。
夜遅くても押し掛けそうだから。
誰にでも告られやがって。
俺に惚れてたくせに、
隙、見せてんじゃねーよ。
いずみを抱きしめたくなった。
俺のもんだって、
思いっきり抱きしめてやりたい。
いずみが告られんのは、気分が悪い。
まあ、公表すれば阻止できる。
しかし、
同じ課で、上司と部下で。
もう少しハッキリしてからじゃないと、
皆も変に気を使うだろ?
俺もはっきり決まってからだな。
それまでは、まだ……か。
いずみに会いたい。