同期が急に変わったら…。〜将生side〜
水曜日の朝、部課長会議。
三鷹の仕事も順調らしく、
マーケティングはテンションが高い。
俺の仕事は、
来週から少し落ち着きそうだ。
オフィスに戻る前に
企画の夏木部長に夕方の確認をした。
『ああ、分かってるよ。4時にな。』
『お願いします。』
絶対、折れさせますよ、部長。
『おはよう。』
オフィスに入り、デスクに着く。
夕方までに、仕事が山積みだ。
これを片付ければ、
少し時間が取れそうだな。
夜、いずみに会いに行きたいんだが。
今もすぐそこに居るけど。
マンションで、会いたい。
こんな数日さえ、
俺は我慢も……出来ないらしい。
昨日の小泉の話が頭をチラつくし、
いずみのオフィスでの様子も
気になってしまう。
が、まずは仕事だ。
パソコンの画面に目を向け、
キーボードを叩き始めた。
必死にやりすぎて、
午前中マーケに顔を出すのを忘れてた。
マズイ。
もう昼じゃねーか。
慌てて、オフィスを出て、
マーケのオフィスに向った。
なんとか間に合ったのは良かったが、
来てしまえば、
たっぷりと仕事をさせられ、
終わったら、3時を過ぎていた。
昼飯を食い損ねた。
……腹、減った。
営業のオフィスに戻ると、
デスクの上にコンビニの袋。
開けてみると、
『お昼、食べたの?
ヘロヘロなら、これ食べて。
いらなかったら、夜食に。』
と、書かれたメモと、
オニギリが3つ。
……いずみだ。
『ふっ。』
思わず笑みが溢れた。
ヤベっ。
周りを見渡すと、小泉と目が合った。
ニヤリと笑う小泉。
また、見られた。
最悪だ。
あいつ、何か想像してるな。
マジで、勘弁してくれ。
それでも、腹は減っている。
オニギリ、貰うよ。
いずみ、ありがとな。
その時、
オフィスにいずみの姿はなかった。
まあ、居なくて良かった。
顔が緩んだところは見せられない。
それより。
小泉〜、仕事に集中しろ。