同期が急に変わったら…。〜将生side〜



朝の部課長会議を終えて、

オフィスに向かう。





『おはよう。』




デスクのパソコンを立ち上げ

すぐに仕事に取り掛かる。

今日は、

午前中、営業会議で席を空ける為、

部下達に次々と指示を出す。




いずみは宮野と笑いながら

話をしている。





『宮野。』

『はい。』




いずみと話をしていた宮野を呼んだ。




これは、妬いてたんじゃないぞ。

今回は、仕事の用件だ。




『今日は、営業に加藤を連れて行け。』

『加藤ですか?』

『ああ。桐谷は他に行くから。』

『わかりました。』





いずみが言ってた事、

一応考えてみた。




確かに加藤を

宮野と行かせるのは悪くないだろう。



これからは、

加藤に宮野の補佐を

担当させるつもりだ。




いずみが引き継ぎをするのも

加藤ならやりやすいだろう。




早めに指示を出すべきだな。

今週からでもスタートさせるか。






新入社員の澤井は、

まだ勉強する事が多い。

いずみの穴埋めの新しい人材は、

来期の新入社員というわけには

いかないだろう。




会議で話さないとな。




午前中、

営業会議は休憩もないほどで、

なかなか人事の事に触れられず、

最後にやっと時間をもらえた。



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