同期が急に変わったら…。〜将生side〜


『1課の女性社員の異動が
この1年内を目安に決まっています。
2課3課から補佐を担当できる人材を
1課に頂けないでしょうか。
ご理解をよろしくお願いします。』


『そういう事なんだが、
2課3課は人員に余裕があるから、
出来るだけ考えてやってくれ。』



部長からも発言があり、

うまくいけば、

2課3課から人材をもらえそうだ。




少しずつ進んでいくいずみの引き継ぎ。



そのうち、

もう一つ報告する事になる。





部課長への報告は、

全く苦にもならないが、

部下達への報告はやはり照れ臭い。





特に、小泉と宮野。





あいつらには先に話すかな。

飯か飲みにでも誘うか。






営業会議を終えて、

オフィスに戻った。

後30分で昼休みだ。





すぐにパソコンに向かい

キーボードを叩く。


同時に、会議で決まった事を

部下を呼び、説明する。





途中、

タバコを吸いに喫煙所に行った。





偶然、営業2課の課長と一緒になり、

思いがけない話が出てきた。




『誰が異動なんだ?』

『桐谷が企画にです。』

『そうか。それは痛いだろ?』

『まあ、そうですね。』

『うちの松岡はどうだ?』



2課の松岡は、

宮野と同期くらいの女性社員。

やっている仕事はいずみとほぼ同じだ。



『いいんですか?』

『ああ。桐谷ほど完璧じゃないがな。』

『それは、大丈夫です。』

『そうか。』

『すごく助かります。』

『じゃあ、そうするか。』

『よろしくお願いします。』




予想外に人事も順調に進み、

ホッとした気分で

オフィスに戻った。



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