同期が急に変わったら…。〜将生side〜


昼食をとっていても

まだ胸が高揚していた。




いずみ、

マジで覚えてろ。




胸を熱くしたまま

定食を食べていたら、

小泉がトレーを持って立っていた。




『課長、隣いいですか?』

『ああ。あー、ちょうど良かった。』

『なんすか?』

『小泉。今週、飲みに行くか?』

『はいっ。行きます、行きます。』

『じゃあ宮野も誘って来てくれるか?』

『わっかりましたー。』

『よし。
しっかり食べて、商談行って来い。』

『はい、任せて下さい。』





昼食をさっさと済ませて、

オフィスに戻った。





午後から、

いずみは営業に出て不在。



俺は、

デスクで書類の確認。




今日は特に少しでも早く帰りたい。






いつもに増して

高速で仕事を終わらせた。





定時を過ぎて、

内線電話が鳴り

企画に呼び出された。





進行中の新しい企画案について

色々と意見をしていたら、

8時を回っていた。




オフィスに戻れば、

いずみの姿はなく、

数名の部下が残業していた。





結局、俺も残業だ。





あいつ、

飯、作って待ってるだろうな。

なるべく早く帰ってやりたい。





…いや、

俺が早く帰りたい。





が。

部下が残業している。

先に帰るなんて事はしない。





結局、

オフィスを出たのは

9時を過ぎていた。





帰宅する足取りは

自然と早くなる。





オフィスであんな事、聞かされて。




マジで離してやらねーからな。






いずみの前じゃ、

俺は、かなりカッコ悪い。




冷静にもなれないし、

抑えが効かない。





もうすぐ抱きしめられるのに

もう既に、待ち遠しい。







帰るコール、してみるか。




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