同期が急に変わったら…。〜将生side〜
『もしもし?』
『あー、俺。』
『俺って、誰よ?』
『……ふざけんなよ。』
『あははっ。何?終わったの?』
『ああ。もうすぐ電車に乗るから。』
『わかった。お疲れ様。』
『飯、何?』
『すき焼き。』
『いいな。すぐ、帰る。』
『うん、待ってる。』
ふんっ。
可愛いヤツめ。
早く帰るぞ。
ピンポ〜ン。
ガチャっ。
『おかえり。』
『ただいま。』
笑顔のいずみが迎えてくれた。
いつもは真っ暗の部屋に
今日は灯りが点いていて、
夕食の匂いがする自宅。
そして、いずみが居る。
靴を脱ぎ、
玄関を上がったところで、
すぐにいずみを引き寄せた。
ぎゅっと抱きしめ
俺の腕の中に閉じ込めた。
身動きが取れず
黙って抱きしめられているいずみ。
『お前、反則。』
『だって……。』
『マジで許さねぇから。』
『ごめん…。』
トンっと、
いずみの背中を壁に付け
逃げられないように拘束する。
片方の手は壁に付き
もう片方の手は
いずみの腰に回して離さない。
いずみを見つめれば、
ニコッと、可愛い笑顔で、
『将生、ごめ……』
キスをして、いずみの口を塞いだ。
可愛い顔で笑ってんじゃねーよ。
もう止められねぇからな。
一度触れた唇は、
もう離せない。