同期が急に変わったら…。〜将生side〜
食後、
いずみが片付けを済ませてくれた。
テレビを見て、話をして、
ただ二人の時間を過ごしていた。
いつの間にか夕方になり、
洗濯物も仕上がり
それも片付け終えた。
ソファーで寛ぐいずみ。
脚を体育座りにして、
膝に顎を乗せている。
『ねえ、将生。
今日は仕事しなくていいの?』
『あー、後からやるよ。』
俺の仕事を気遣ういずみ。
いずみの横に座り、
片手をいずみの腰に回した。
『私、邪魔になってない?』
『邪魔?…なるかよ。』
お前が邪魔、とか、ありえないから。
さっと、
横からいずみの頬にキスをする。
いずみは、少しだけ俺の方を向いて、
横目で俺を見て、ニコっと笑った。
『何?将生って、甘いんだね。』
『ふんっ。もっと甘くしてやろうか?』
こいつの、ニコっ、は
俺を胸をグッとさせるのには、
効果抜群らしい。
腰に回していた手で
今度は肩を抱き寄せ、
優しく深いキスをした。
『はあっ。』
『甘かっただろ?』
『知らないっ。』
『ハハハっ。』
こいつ。
ほんと、面白いヤツ。
ずっと一緒にいたい。
せめてこの休みの間くらいは
こいつをそばに置いておきたい。
『いずみ、今日泊まれよ。』
『えっ?
う〜ん、準備してこなかったよ?
先に言ってよねー。』
準備?
そんなもん必要か?
『いいから、泊まれ。』
『えー。どうしよっかな。』
なんなんだよ。
何がいるんだよ?
俺だけか?一緒に居たいのは。
『お前、一緒に居たくねーの?』
『居たいけど……。』
『わかったよ。
じゃあ、またお前んち、行く。』
『え?』
『よし、行くぞ。』
即決。
別にどっちのマンションだって
構わない。
どうせ、俺はこいつにやられてんだ。
泊まる準備してないんなら、
俺がそっちに行けばいい。
『……、うん。』
『なんだよ、嫌なのか?』
『違うよ。大丈夫なの?
仕事あるんじゃないの?』
『あるよ。お前んちでも出来るから。』
『あーそう。…じゃあ、来てくれる?』
『おう。当たり前。行くぞ。』
本当はうちに泊まらせたかった。
いつも、いずみのマンション。
俺はこいつんちに慣れてるが、
いずみは、
そんなにうちには慣れてない。
うちにも早く慣れてほしい。
いずみの居心地が良くなるように。
いつでも来ればいい。
今日はいずみのマンションに戻るが、
次はちゃんと準備させて、
うちに泊まらせるから。
さて、
またいずみんちに行くか。
俺は、月曜の準備をして、
また二人でいずみのマンションに
電車で戻った。