同期が急に変わったら…。〜将生side〜
駅から、マンションまでの道のり。
二人で並んで歩く。
特に手を繋ぐとかはしない。
普通に前進するのみ。
会話付きで。
『夜ご飯、どうしよっか?』
『昼、遅かったからな。
なんだ?いずみ、もう腹減ったのか?』
『違うからっ!
買い出ししようかと思ったの。』
『ふーん。じゃあ、寄って行くか?』
『うん、そうしたい。』
いずみのマンション近くのスーパーで
夕飯や明日の食事の買い出しをして、
いずみのマンションに帰って来た。
俺はどんだけここに来てんだ?
とは思うが
いずみと居たいんだから仕方ない。
そうか。
この際、一緒に住めばいい。
少し早すぎるか。
もう少し様子を見てからか。
いくら付き合いが長い俺達でも、
思いを通じ合わせたのは、昨日だ。
その前から露骨に攻めてたけど。
それを含めても、まだ数日だ。
ちょっと早すぎだな。
いずみの気持ちは、もう分かってる。
焦らず行くか。
………。
っつうか、俺が待てるか?
いずみのマンションに戻り、
いずみは早速夕食の準備にかかる。
『お前さ、
やっぱり腹減ってんじゃねーか。』
『いいじゃん。下ごしらえしてんの。』
『へぇ。どうだか。』
『あんたには食べさせないから。』
『お前、生意気。』
『あんたほどじゃないわよ。』
こんな感じで、
前までと変わらない俺達。
いずみとは気楽だ。
こいつも今まで通りで、
憎まれ口も衰えることを知らない。
『将生〜、アスパラ入れていい?』
『いらねー。』
『ふーん。じゃあ、使う。』
『お前、耳おかしいのか?』
『えー、だって私好きだもん。』
『じゃあ、聞くな。』
『アハハハ。』
俺をからかいやがって。
後で、覚えてろ。
寝かさないからな。
下ごしらえだとか言いながらも、
結局、夕食を作り出したいずみ。
だから、まだ腹は減ってない。
お前はアホか。
と、言いたいところを耐えて
夕食にする事にした。
なんか俺、尻に引かれてないか?
……全くもって不本意だ。
さっきから、こいつの言いなりだ。
こんなんでいいのか?
まあ、言うほど嫌ではないな。
いずみとなら、なんだっていいか。
一緒に居られるなら。