同期が急に変わったら…。〜将生side〜
東亜から帰社後。
仕事を一つ一つ片付け、
マーケに出向したりしていたら
オフィスに戻った頃には
いずみの姿はなかった。
…もう帰ったのか。
ガランとしたオフィスには、
残業をする数名の部下たち。
俺も、また仕事をやり始めた。
窓の外は暗く、
そのガラスには自分の姿が映る。
残業していた部下たちも帰り、
一人のオフィス。
俺もそろそろ帰るか。
外で一人で夕食を済ませて
マンションに帰宅したのは、
11時を回っていた。
風呂に入りベッドに横になる。
いずみに電話でも…と思ったが、
日付が変わった深夜。
もう寝てるか……。
一度手にした携帯を
サイドテーブルに戻した。
数日ぶりの自分のベッド。
一番安らげるはずの自分の布団。
…のはずが、
物足りなさに支配される。
隣で眠るいずみが居ないだけで、
一人で眠ることがより強調されて、
寂しいという感覚に襲われた。
会社で顔を見れるのに、
まだ足りないか…。
いずみを思う気持ちに
限界がないかように
どんどん大きくなるあいつの存在。
結婚を決断する気持ちが理解できた。
……こういう気持ちになるんだな。