【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
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「…落ち着いたか?」
「….っく…ぐすっ。
……… はい、何とか。」
彼女は全てを話してくれた。
話しながらも涙が止まらない彼女。
思い出すのも辛かっただろう…。
口を開けなかったのもわかる。
俺は彼女の背中にくっついた。
「…….あっ、あの、氷室部長?」
再び恐る恐る後ろを振り返る彼女。
俺は再度彼女の涙を
優しくティッシュで拭いた。
「…ありがとう。
良く話してくれたな。
頑張ったな……辛かったな。」
….やっぱりな…何て事だ。
笠置と豊島は完全なクロだったか…。
しかも
彼女は笠置のマンションへ行き
寝室のドア越しに2人の卑猥な声を
まともに聞いてしまっただけでなく
笠置が彼女と別れを考えていた事や
豊島への愛の告白を聞かされ
ドアを開けた彼女が
笠置と豊島がベッドで体を重ねて
情事を行っていた所を見てしまった。
片想いの末に結ばれた
自分の兄貴の友人だった笠置。
彼女の中で笠置との
将来の事も真剣に考えて
疑惑の中でも信じていた愛する男が
男の元彼女に告白している会話や
情事を目の当たりにした。
愛する男が自分ではない別の女を
ましてや、彼女も知っている相手を
裸で抱いている姿を見てしまうとは。
焼きついて離れないのは当たり前だ。
マンションを飛び出して
なりふり構わずにあの駅まで
走り逃げてきた彼女の心情を思うと
俺は心が締め付けられそうだ。
…どんなに悲しかっただろう。
…どんなに辛かっただろう。
美しい顔を傷めてまで
泣きじゃくって、泣き腫らして
ヒリヒリと真っ赤な顔をして…。
……想像を絶する残酷さだ。
笠置、豊島…お前達は最低だ。
笠置…俺がどんな想いで
『笠置を信じてやれ』
と、彼女を励ましていたかわかるか?
俺がどんな想いで今まで…。
…うん?
俺はふと彼女の足に目がいった。
「…足の靴擦れ。痛かっただろ?
忘れていたな…ごめん。
…消毒しよう。」
俺は彼女から離れてソファーを降りると
収納スペースから救急箱を取り出した。
既に止血されているが、彼女は
両足数ヶ所に靴擦れを起こしていた。
「…落ち着いたか?」
「….っく…ぐすっ。
……… はい、何とか。」
彼女は全てを話してくれた。
話しながらも涙が止まらない彼女。
思い出すのも辛かっただろう…。
口を開けなかったのもわかる。
俺は彼女の背中にくっついた。
「…….あっ、あの、氷室部長?」
再び恐る恐る後ろを振り返る彼女。
俺は再度彼女の涙を
優しくティッシュで拭いた。
「…ありがとう。
良く話してくれたな。
頑張ったな……辛かったな。」
….やっぱりな…何て事だ。
笠置と豊島は完全なクロだったか…。
しかも
彼女は笠置のマンションへ行き
寝室のドア越しに2人の卑猥な声を
まともに聞いてしまっただけでなく
笠置が彼女と別れを考えていた事や
豊島への愛の告白を聞かされ
ドアを開けた彼女が
笠置と豊島がベッドで体を重ねて
情事を行っていた所を見てしまった。
片想いの末に結ばれた
自分の兄貴の友人だった笠置。
彼女の中で笠置との
将来の事も真剣に考えて
疑惑の中でも信じていた愛する男が
男の元彼女に告白している会話や
情事を目の当たりにした。
愛する男が自分ではない別の女を
ましてや、彼女も知っている相手を
裸で抱いている姿を見てしまうとは。
焼きついて離れないのは当たり前だ。
マンションを飛び出して
なりふり構わずにあの駅まで
走り逃げてきた彼女の心情を思うと
俺は心が締め付けられそうだ。
…どんなに悲しかっただろう。
…どんなに辛かっただろう。
美しい顔を傷めてまで
泣きじゃくって、泣き腫らして
ヒリヒリと真っ赤な顔をして…。
……想像を絶する残酷さだ。
笠置、豊島…お前達は最低だ。
笠置…俺がどんな想いで
『笠置を信じてやれ』
と、彼女を励ましていたかわかるか?
俺がどんな想いで今まで…。
…うん?
俺はふと彼女の足に目がいった。
「…足の靴擦れ。痛かっただろ?
忘れていたな…ごめん。
…消毒しよう。」
俺は彼女から離れてソファーを降りると
収納スペースから救急箱を取り出した。
既に止血されているが、彼女は
両足数ヶ所に靴擦れを起こしていた。