【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
もう一度リビングに戻って

辺りを見回すと

…あっ。

俺はある場所に目がいった。



…うん?何だ?

何かが置いてあるらしい感じの

テーブルの所へ足を進めた。



すると、そこには…。


俺は目を見開いた。

そこにあったものは

彼女と交際してた頃に

プレゼントしたブレスレット。

プレゼントした数種類のピアスに

数種類のハンカチ。

婚約指輪の入った小箱。

結婚指輪の入った小箱。

お揃いで買った腕時計。

観光地で購入したお土産類。

『欲しい』と言われて購入した

テーマパークのぬいぐるみ類。


封筒に入った手紙らしいもの。


そして…。

もう一度俺は目を見開く事になる。


ブレスレットやピアスやハンカチや

指輪等と一緒に置かれていたものは


結婚式当日前後に


『私が出しておくね。』

『任せておいて。』

『出しました。』


と、言っていたはずの婚姻届だった。


良く見るとそれは


俺の名前や生年月日

本籍等の必要事項や

保証人になって貰っていた

双方の父親の名前などは

間違いなく全て記載されている。


その事は自分でもわかっていた。



しかし、妻の欄を見て驚いた。


いや…愕然とさせられた。


なぜなら…妻の欄には

静花の名前も生年月日も

本籍等の必要事項も

一切何も書かれていない。





……空欄になっていたからだ。


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