【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
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氷室咲輝翔部長と入籍してから

4ヶ月が経つ、翌年4月の大安吉日。


『羽美花、おめでとう--!!』

『氷室部長おめでとうございます。』


『羽美花ちゃん綺麗!!』

『お幸せにーー!!』

チャペルの扉が開き

まだやや肌寒さは残るけど

天と太陽が味方してくれたかのように

澄み渡る快晴の下で

フラワーシャワーの祝福を受けながら

私達はゆっくりと赤絨毯を歩く。


今日は咲輝翔さんと私の結婚式。


ずっと憧れていた

純白のウエディングドレスに身を包み

讃美歌が流れる神聖なチャペルにて

『愛してる。』
『私も愛してます。』

キスの直前に小声で囁きあい

彼と私は永遠の愛を誓った。

旦那様のタキシード姿は

本当のモデルみたいにカッコ良くて

出席者からため息が漏れるほど

私も嫉妬しそうなほど見惚れた。

彼の腕に腕を絡めて

“ギュッ”と寄り添って

ゆっくり一歩ずつ歩く私達。

「…羽美花…気分は大丈夫か?
足元気をつけろよ。
寄り掛かっていいからな。」

歩きながらさりげなく

彼は優しく気遣ってくれる。

「…大丈夫だよ。ありがとう。
でも…離さないでね。」

その優しさが嬉しくて微笑むと

「…ああ、離れるな。
辛かったらすぐ言ってくれよな?」

と、微笑み返してくれた。












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