【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
『野村羽美花』改め
『氷室羽美花』のお腹の中には
咲輝翔さんの赤ちゃんがいます。
結婚して初めてのお正月から暫くして
何となく不調を感じるようになった。
月のモノが遅れていた事もあって
彼に付き添われて産婦人科へ行った。
すると
『おめでとうございます!!
妊娠3ヶ月ですね。
予定日は8月上旬です。』
と、先生がニコニコしながら
モニターを見せてくれた。
私達は顔を見合わせた。
最初は信じられなかったけど
心臓の動きを見た時
彼の赤ちゃんを宿した喜びに
涙が潤んだ。
彼は帰宅後私を抱き締めて
「…羽美花ありがとう!!
俺の子ども…いや、俺達の子どもを
妊娠してくれてありがとうな!!」
と、私に何度も何度も
「…ありがとう、ありがとう。」
と言葉を繰り返して
「…絶対守るからな。
羽美花もお腹の子どもも
俺が必ず守るから…。
男でも女でもいい…。
無事に産まれてくれよな…。」
と、私のお腹に触れながら
また『ありがとう。』を言って
優しいキスをくれた。
食欲が何となくなかったり
ご飯の炊ける匂いが
少し辛い時もあったりした時期も
あったけど
母子手帳を貰えた時に
ママになるんだと言う実感が
さらに伝わって
彼も毎回の妊婦健診の結果や
エコー写真を見る度に
嬉しそうに微笑んでくれて
「パパママ教室も
必ず一緒に行ってあげるからな!!」
と、やる気満々で
すっかりパパの顔になっていた。