【完】天使の花〜永遠に咲き誇る愛を〜
私はコクンと頷いた。


早くプロポーズされたら

私は安心出来るのかもしれない。

この締めつけられそうな

不安から解放されるのかもしれない。

豊島さんと言う影に

怯える必要もなくなるのかもしれない。



私だって本当は

この先もずっと永遠に

満君と一緒にいたいと思ってる。

そばにいたい…。

そばにいて欲しい…。

満君の特別でいたい…。



毎日温かくて優しい雰囲気が溢れる

幸せな空間の中で

お揃いのリングをして

お互いの誕生日とか

記念日を一緒に過ごしたり

たくさん

『大好き』と『愛してる』

と言って欲しい。

私だけ見ていて欲しい。

《結婚》の2文字を

意識してるからこそ…。


花菜子のオメデタ入籍や

兄の奏翔の結婚式

友人、親族の結婚式に出席する度に

私の中でますます

憧れが強くなってるのもある。

いつか、私も向こう側に

行きたいって思う。



22歳の私と27歳の満君。

まだそんな話は出ていないけど

ウエディングドレスを着て

讃美歌が響く神聖なチャペルの中で

神父さんの前で誓いのキスを交わして

永遠を約束したい。

角隠し、白無垢の和装に身を包んで

三三九度や神主さんのお祓いの元で

永遠を誓う神前挙式も憧れる。


そんな話が早くしたい。



お互いのココロに

たくさんの愛の花を咲かせて

いつも満開に咲き誇るような

永遠に愛が咲き誇るような

そんな幸せな結婚をして

私は満君を支えたいと思うし

そんな家庭がいいなと思ってる。


子どもだって勿論欲しいし

兄の奏翔一家と一緒に

家族ぐるみの交流も憧れてる。



満君も意識してくれてるのかな。


プロポーズしてくれるのかな?















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