滴る雫は甘くてほろ苦い媚薬
冷たい空気が漂う寝室。
カーテンを開けずにルームライトだけつけて互いに裸になる。
脱いだ直後は寒かったけど、
蒼と抱き合っているうちにどんどんあったかくなってきた。
「や、ぁあ、っ…!」
何度もビクつかせながら蒼の愛撫を受ける私。
胸を揉まれ、一番敏感な場所を責められて快感が全身を襲ってくる。
その柔らかい舌触りを直に感じながら、
声と息を荒げていく…。
「すげー濡れてる」
「や、そんな事言わないで…よっ」
「気持ちいいんだ?」
「っ!」
じっくりと箇所を眺めながら囁く蒼に、
羞恥心で顔が真っ赤になる。
「ほら、もうこんなにトロトロだぜ?」
人差し指で拭った蜜をわざと私に見せるように舌で舐めとる。
その表情があまりにもセクシーで、
私の心臓が大きく飛び跳ねた。
「奈緒子さんも舐める?甘くて美味しいよ?」
再び蜜を拭った指を今度は私の口元に近づけてきた。