花と緋色
屋敷ではクラウジアの旦那が顰めっ面で誰かと話している。
怯えている様子でクラウジアが扉からこちらを伺ってる。
相手をシエリアは知っていた。
シャルドネ、という名の役人だ。
「俺はその件について知らぬ。」
「だが、ヴォルフラム殿……お前はこの屋敷に来る者を皆殺しにするようだな。」
クラウジアの旦那の名前を態とらしく呼んで言う。
「そうだ。だが、あくまでそれは防衛だ。……屋敷にも入っていない、無害な餓鬼をむやみに殺しはしない。」
何やら、取り調べがあっているようだ。
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