赤い流れ星
「痛いなぁ……あ~っ!!びちょびちょじゃないか……」
シュウは、そう言いながら、自分の着ているものを見下ろした。
(わ……)
私はうかつにも今頃になって気付いた。
シュウがあのジャージを着ていることに…
おしゃれなシュウのことだもん。
こんなの着るのもいやだっただろうに、その上、それで人前に出るなんて……
そして、さらには私の涙や鼻水でぐしゃぐしゃになって……
「シュウ…ご、ごめん…」
シュウはそれには何も答えず、じっと私の顔を見て、そしてくすっと笑った。
私はすぐにその笑いの原因に気が付いた。
そうだ……涙も鼻水も出したい放題に出してしまったから、今、私の顔はきっとものすごいことになってるんだ……どんな顔になってるのか、考えるのも恐ろしい。
きっと、「全日本」どころか世界大会でだって優勝出来るレベルの変な顔になってる筈だもの。
私はシュウに背中を向けて鼻をかみ、ハンカチはもう使えそうになかったから、ジャージの袖でもう一度念入りに顔全体を拭った。
それでも恥ずかしくてなかなか顔が上げられない。
「そんなに泣いたら、喉が乾いただろ…」
シュウはそう言いながら、手に持った袋からコーラのペットボトルを取り出し、私の前に差し出した。
手渡されたペットボトルはずっしりと重い。
「飲んだら落ち着くぞ。」
ありがたい反面、なんで2リットルも持って来るんだ!?というツッコミは心の中におさめ、私は極めて冷静にペットボトルの栓をひねった。
その瞬間、噴き上がるコーラの噴水…!
シュウは、それを見て子供のように笑い出だす。
「ひ…酷いじゃない!」
コーラの雨にさらされて、ますます無残な状態になった私は思わず声をあげた。
「バッカだなぁ…
俺、家から走って来たんだぞ。
こうなってることは普通気付くだろ…」
シュウは腹を抱えて笑い転げる。
バカみたい…こんなことくらいで……
でも、その様子を見ていると、私もついつい釣られておかしくなって来て……
間抜け過ぎる…
泣き過ぎて腫れあがった変な顔して、しかも、頭からコーラまでかぶって…
ここまで来たら、もう笑うしかない。
シュウは、そう言いながら、自分の着ているものを見下ろした。
(わ……)
私はうかつにも今頃になって気付いた。
シュウがあのジャージを着ていることに…
おしゃれなシュウのことだもん。
こんなの着るのもいやだっただろうに、その上、それで人前に出るなんて……
そして、さらには私の涙や鼻水でぐしゃぐしゃになって……
「シュウ…ご、ごめん…」
シュウはそれには何も答えず、じっと私の顔を見て、そしてくすっと笑った。
私はすぐにその笑いの原因に気が付いた。
そうだ……涙も鼻水も出したい放題に出してしまったから、今、私の顔はきっとものすごいことになってるんだ……どんな顔になってるのか、考えるのも恐ろしい。
きっと、「全日本」どころか世界大会でだって優勝出来るレベルの変な顔になってる筈だもの。
私はシュウに背中を向けて鼻をかみ、ハンカチはもう使えそうになかったから、ジャージの袖でもう一度念入りに顔全体を拭った。
それでも恥ずかしくてなかなか顔が上げられない。
「そんなに泣いたら、喉が乾いただろ…」
シュウはそう言いながら、手に持った袋からコーラのペットボトルを取り出し、私の前に差し出した。
手渡されたペットボトルはずっしりと重い。
「飲んだら落ち着くぞ。」
ありがたい反面、なんで2リットルも持って来るんだ!?というツッコミは心の中におさめ、私は極めて冷静にペットボトルの栓をひねった。
その瞬間、噴き上がるコーラの噴水…!
シュウは、それを見て子供のように笑い出だす。
「ひ…酷いじゃない!」
コーラの雨にさらされて、ますます無残な状態になった私は思わず声をあげた。
「バッカだなぁ…
俺、家から走って来たんだぞ。
こうなってることは普通気付くだろ…」
シュウは腹を抱えて笑い転げる。
バカみたい…こんなことくらいで……
でも、その様子を見ていると、私もついつい釣られておかしくなって来て……
間抜け過ぎる…
泣き過ぎて腫れあがった変な顔して、しかも、頭からコーラまでかぶって…
ここまで来たら、もう笑うしかない。