赤い流れ星
なんだか嬉しかった。
少しだけ、自分に自信がついたような気がした。
なにをやっても中途半端で、いやなことからはいつも逃げ出して……
そんな私がこっちに来てから…シュウに出会えてから少しずつ変わって来てるような気がする。
……そう思うと、ますますシュウのことが愛しく感じられた。
……ただ、その反面、心配もあった。
バイトの面接に行ったことを知ったら、きっと、シュウはまた辛い想いをする。
だけど…現実を見ないといけない。
シュウは働けないんだから、いずれ、この先は私が働く事になる。
たとえ、このままここに住むにしても、いつまでも父さんの仕送りに頼ってるわけにはいかない。
そうなったら、私が働かないといけないわけだから…その日のためにも働く事に慣れておきたかった。
バイトの面接だけでこんなにおたおたしてるようじゃ、その場になってもきっと何も出来ないだろうから。
家とちょっとした畑はあるんだから、それほど高額を稼がなくてもなんとかなる…
あ…でも、子供が出来たらそういうわけにも……
(こ…こ…子供って…!)
私はふと思い描いた妄想に、顔を赤らめた。
何を考えてるんだ、ひかり!
……でも、このままシュウと一緒にいたら、いずれは……
あぁぁぁーーー!
私は自分の妄想に恥ずかしくなりすぎて、両手で顔を覆って俯いた。
(ハッ!?)
なにやってるんだ、私。
不意に我に返り、あたりを見渡したら、おじいさんが一人、私のことを不思議そうにみつめてた。
「さて…と。」
私は、出来るだけ平静を装って立ちあがり、ゆっくりと場所を移動した。
もうちょっとゆっくりしていたい気持ちもあったけど、やっぱり今日はもう帰ろう。
自転車を走らせながら、私はまたぼんやりと考える。
シュウがこっちに来てもう三ヶ月程になる。
私と同じくらいの年齢の子達は、つきあい始めてそのくらい経つとどのくらい進むんだろう?
私とシュウはまだチューさえしてないけど、それっておかしいことなのかな?
確かに、携帯小説や漫画を見てると、そんなに時間がかかるっていうのはめったになくて……
なんだったら、会った瞬間にチューされる…なんてのがけっこう多い。
それもまた不自然な気はするんだけど、それにしてもシュウは私のことを好きなはずなのに、それらしき事を何も仕掛けて来ないってのは……
(なんでだろう…?)
やっぱり、実際の私は魅力ないのかなぁ…?
いや、でも、小説の中のひかりも私とほとんど変わらない筈なんだけど…
あぁ、また自信がなくなって来る…
かといって、シュウが突然襲って来たら、それはそれでまた怖い……
私はまたももやもやした気分を抱きながら、家を目指して自転車のペダルを踏み続けた。
少しだけ、自分に自信がついたような気がした。
なにをやっても中途半端で、いやなことからはいつも逃げ出して……
そんな私がこっちに来てから…シュウに出会えてから少しずつ変わって来てるような気がする。
……そう思うと、ますますシュウのことが愛しく感じられた。
……ただ、その反面、心配もあった。
バイトの面接に行ったことを知ったら、きっと、シュウはまた辛い想いをする。
だけど…現実を見ないといけない。
シュウは働けないんだから、いずれ、この先は私が働く事になる。
たとえ、このままここに住むにしても、いつまでも父さんの仕送りに頼ってるわけにはいかない。
そうなったら、私が働かないといけないわけだから…その日のためにも働く事に慣れておきたかった。
バイトの面接だけでこんなにおたおたしてるようじゃ、その場になってもきっと何も出来ないだろうから。
家とちょっとした畑はあるんだから、それほど高額を稼がなくてもなんとかなる…
あ…でも、子供が出来たらそういうわけにも……
(こ…こ…子供って…!)
私はふと思い描いた妄想に、顔を赤らめた。
何を考えてるんだ、ひかり!
……でも、このままシュウと一緒にいたら、いずれは……
あぁぁぁーーー!
私は自分の妄想に恥ずかしくなりすぎて、両手で顔を覆って俯いた。
(ハッ!?)
なにやってるんだ、私。
不意に我に返り、あたりを見渡したら、おじいさんが一人、私のことを不思議そうにみつめてた。
「さて…と。」
私は、出来るだけ平静を装って立ちあがり、ゆっくりと場所を移動した。
もうちょっとゆっくりしていたい気持ちもあったけど、やっぱり今日はもう帰ろう。
自転車を走らせながら、私はまたぼんやりと考える。
シュウがこっちに来てもう三ヶ月程になる。
私と同じくらいの年齢の子達は、つきあい始めてそのくらい経つとどのくらい進むんだろう?
私とシュウはまだチューさえしてないけど、それっておかしいことなのかな?
確かに、携帯小説や漫画を見てると、そんなに時間がかかるっていうのはめったになくて……
なんだったら、会った瞬間にチューされる…なんてのがけっこう多い。
それもまた不自然な気はするんだけど、それにしてもシュウは私のことを好きなはずなのに、それらしき事を何も仕掛けて来ないってのは……
(なんでだろう…?)
やっぱり、実際の私は魅力ないのかなぁ…?
いや、でも、小説の中のひかりも私とほとんど変わらない筈なんだけど…
あぁ、また自信がなくなって来る…
かといって、シュウが突然襲って来たら、それはそれでまた怖い……
私はまたももやもやした気分を抱きながら、家を目指して自転車のペダルを踏み続けた。