君さえいれば
あたしは昨日の律夏の結婚式に着たサーモンピンクのドレスしか当然ないわけでせめて着替えたいからうちに寄ってほしいと言ったのに



隼汰は可愛いし、似合ってるなんてまたそんなことを言ってあたしをそのまま連れて行きたいと言った場所に連れて来た。




「あの日、進められなかった関係を今日ここで進めたいんだ。俺、今東京で営業やってて来春には転勤になる。それまでは遠距離になるけどでも来春にはここに転勤になる。だから・・・美月、俺と結婚してください」




「け、結婚?!」




「そう、美月の365日全部俺にちょうだい。今まで家族と過ごすからって言ってたクリスマスも年末年始も誕生日も全部俺に美月をちょうだい」
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